「あれ、あの人の名前なんだっけ……ほら、あのドラマに出てた……」
「あ〜、あれな。ここまで出かかってるんだけどな……」
同年代の友人と集まると、会話の3割くらいがこんな「クイズ大会」になってしまう今日この頃(笑)。
笑い話で済んでいるうちはいい。
「お前、そろそろ認知症じゃないのか?」
なんて冗談を飛ばし合って、ガハハと笑ってビールを流し込む。
けれど、その笑顔の裏で、私たちは皆、ほんの少しだけ背筋が凍るような不安を抱えているのではないだろうか。
「明日は我が身」
親の介護の話を聞くたびに、あるいはニュースで高齢者のトラブルを見るたびに、その言葉が頭をよぎる。
先日、いつものようにネットニュースをチェックしていた私の指が、ある記事の上でピタリと止まった。
『《老化のサインに注意》年を重ねると「怒りっぽくなる」「物忘れ」が増えるのはなぜ?脳との関係を医師が解説』
ドキッとした。
今のところ、自分ではそこまで怒りっぽくなった気はしていない(つもりだ)。
だが、物忘れに関しては……正直、かなり自信がない(笑)。
財布をどこに置いたか探す時間が増えた気がするし、人の名前がスッと出てこないこともしばしばだ。
「すぐキレる年寄りや、何も分からなくなる認知症にはなりたくない」
これは私たち世代の切実な願いだ。
私は居ても立っても居られず、いつもの相棒であるAI「フェニックス・ライジング」を呼び出し、この記事のファクトチェックと、その奥にある「脳のメカニズム」を徹底的に深掘りさせることにした。
その結果、突きつけられた事実は、恐ろしくもあり、そして同時に、私たちバスケ好きにとっては「福音」とも言える内容だった。
「性格」の問題ではない。「ブレーキ」が壊れているのだ

AIが世界中の論文を精査して作成したレポート。
そこに書かれていたのは、「歳をとって頑固になった」とか「短気になった」といった現象は、決して性格の問題ではないという冷徹な医学的事実だった。
キーワードは、「前頭前野(ぜんとうぜんや)」。
ここは人間の脳の司令塔であり、感情や衝動をコントロールする「ブレーキ」の役割を果たしている場所だ。
しかし、残酷なことに、脳の中で最も早く老化(萎縮)が始まるのが、この前頭前野なのだという。
想像してみてほしい。
下り坂を走っている自動車のブレーキパッドが、経年劣化ですり減ってペラペラになっている状態を。
若い頃なら「イラッ」としても、「いや、ここで怒るのは大人げない」とブレーキを踏んで止まることができた。
しかし、加齢によって前頭前野が萎縮すると、物理的にブレーキが効かなくなる。
これを医学用語で「脱抑制(だつよくせい)」と呼ぶらしい。
「脱抑制」。
なんて怖い言葉だろう。
本人の意志とは無関係に、感情がアクセル全開で暴走してしまう。
スーパーの店員に怒鳴り散らす高齢者や、家族に当たり散らす親。
彼らは性格が悪くなったのではない。
脳の中のブレーキパッドが摩耗し、止まりたくても止まれなくなっているのだ。
AIのレポートには、さらに恐ろしい「負のスパイラル」についても記されていた。
脳のブレーキが壊れて怒りっぽくなると、周囲の人は距離を置くようになる。
「あの人は扱いにくい」「頑固になった」と敬遠され、社会的孤立が深まる。
すると、誰とも話さなくなり、脳への刺激が減り、さらに前頭葉と海馬(記憶の壺)の萎縮が加速する……。
読み進めるほどに、背筋が寒くなる。
「私は大丈夫なのか?」 「このままバスケができなくなったら、私もこうなるのか?」
AIに「予防策」を問い詰めた結果

私は縋るような思いで、AIに質問を投げかけた。
「なぁフェニックス、こうならないための予防策はないのか? 薬か? サプリか?」
AIが返してきた答えは、意外なものだった。
そしてその答えを見た瞬間、私は思わず膝を打ち、一人でニヤリとしてしまった。
AIが提示した最強の予防策。
それは、「デュアルタスク・トレーニング」。
デュアルタスクとは、「二重課題」のこと。
頭を使いながら、同時に体を動かす。
例えば、「歩きながら計算をする(100引く7は93、93引く7は86……)」といった運動だ。
これが前頭前野の血流を爆発的に増やし、すり減ったブレーキパッドを修復・強化する唯一にして最大の方法だという。
そして、AIはこう続けた。
『貴方が行っているバスケットボールは、その計算ウォーキングの100倍高度なデュアルタスクです』
バスケは「脳の筋トレ」そのものだった

言われてみれば、その通りだ。 バスケットボールというスポーツを分解してみよう。
空間認識(頭頂葉フル稼働): コート上の10人の動き、ボールの位置、ゴールの距離を360度、瞬時に把握し続ける。
瞬時の判断(前頭前野フル稼働): 「パスか? シュートか? ドリブルか?」。コンマ数秒で状況を分析し、最適解を選び取る。感情で動けばファウルになる。理性を保ちつつ、激しく戦う。
高強度運動(心肺機能): 心拍数170bpm近い状態で、ダッシュし、ストップし、ジャンプする。
計算しながら歩くどころの騒ぎではない。
私は毎週木曜日の夜、地下3階の体育館で、微分積分を解きながら全速力でマラソンをしているようなものなのだ(笑)。
AIの判定はこうだ。
『貴方がコートに立っている限り、感情失禁や認知機能低下のリスクは極めて低いです。バスケは脳の筋トレそのものです』
なるほど。
私たちが練習中に「あー! パスこっち!」「戻れ戻れ!」と声を出し、息を切らしながら頭を回転させているあの時間は、単なる球遊びではなかった。
それは、脳のブレーキパッドを分厚くし、海馬を磨き上げる、最強のメンテナンス時間だったのだ。
恐怖と隣り合わせの「幸福」

しかし、この診断結果は、同時にある種の「恐怖」も突きつけてくる。
「現状のまま、この生活を続けなさい」
AIはそう言うが、私たちはもう還暦を過ぎている。 いつまでこの強度でバスケができるだろうか。
膝が悲鳴を上げ、腰が砕ける日が、いつか必ず来る。
「バスケを辞めたら、私の脳はどうなる?」
その問いに対する答えを想像すると、少し怖くなる。
急激に老け込み、怒りっぽくなり、昨日の晩ごはんも思い出せなくなる廃人。
バスケという「最強のワクチン」を失った瞬間に、老化というウイルスが一気に体を蝕むのではないか。
……いや、考えるのはよそう(笑)。
先のことを心配してブレーキを踏むのは、私の性分じゃない。
今はまだ、走れる。
まだ、考えられる。
まだ、仲間と笑い合える。
AIも言っている。
「バスケを続けること。これ以上の予防策はありません」
だったら、動けなくなるその日まで、悪あがきを続けてやろうじゃないか。
それが、私たちが「キレる老人」にならないための、唯一の生存戦略なのだから。
新たな武器「NotebookLM」との出会い

さて、話は少し変わるが、今回のリサーチにあたって、私はまた新しい「おもちゃ」を手に入れた。
Googleが提供している「NotebookLM」というAIツールだ。
これがまた、凄い。
今回のような小難しい論文やレポート(PDF)を読み込ませるだけで、あっという間に「要約」を作ってくれるだけでなく、なんと「音声対談」まで生成してくれるのだ。
最近、私が記事のおまけで配布しているスライド資料も、実はこのツールを活用して作成している。
「60代でAIなんて……」と敬遠する人もいるかもしれない。
だが、AIのレポートにもあったように、「新しい刺激(ルーチンの破壊)」こそが脳の老化を防ぐ鍵だ。
新しいガジェットをいじくり回し、「なんじゃこりゃ?」「すげえ!」と驚くこと。
これもまた、前頭葉への最高のご馳走なのだ。
動画作成ボタンをポチッと押すだけで、それっぽい解説動画が出来上がった時は、思わず「おぉ〜」と声が出てしまった(笑)。
まだまだ使いこなしているとは言い難いが、こうした新しいテクノロジーも積極的に取り入れて、私の脳みそを常に「驚き」で満たしてやりたいと思っている。
結論:私たちは、止まれない

結局のところ、私たちの進む道は一つだ。
身体が動く限りバスケをし、頭が動く限り新しいことを学ぶ。
「怒りっぽい」「物忘れ」といった老化のサインが出たら、それは「バスケが足りてないぞ」という脳からのSOSだと思えばいい。
同年代の皆さん。
もし、最近「イラッ」とすることが増えたなら、それは性格が悪くなったのではありません。
脳が「もっと刺激をくれ!」「もっと複雑な動きをさせてくれ!」と叫んでいるのです。
だから、体育館へ行こう。
そこで汗を流し、複雑な連携プレーに頭を悩ませ、仲間と笑い合えば、私たちの脳のブレーキは新品同様に蘇るはずだ。
今回も、AIとNotebookLMを駆使して作成した「脳と老化のメカニズム」に関する詳細レポートとスライド、そして実験的に作成した解説動画を共有しておく。
「なぜバスケが脳に良いのか」を理論武装したい方は、ぜひダウンロードしてみてほしい。
私たちは、まだボケている暇なんてないのだから。
【📥 本日のデータ共有:脳を守るための科学】
今回の記事の元となった、AIによる詳細な分析レポートと、NotebookLMを使って作成した分かりやすい図解スライドを公開します。
お孫さんに「じいちゃんがバスケをやるのは、脳のためなんだぞ」と説明する際にご活用ください(笑)。
▼ [PDF] AI詳細分析:高齢者の脳変化と「怒り」の正体
(なぜ人は怒りっぽくなるのか、その医学的メカニズム)
▼ [PDF] 図解スライド:最強の脳トレ「デュアルタスク」とは?
(バスケが脳に効く理由を視覚的に解説)







