クラブ・サーキット、英国ツアー完了! [REVENGE]全米チャート初登場6位!
そして7月末には全米ツアー開始! 果たして次なる”復讐”の標的は?
KISSは去る4月23日のサンフランシスコ「ザ・ストーン」での公演を皮切りに5月10日のNY公演に至るまで全13回からなる北米クラブ・ツアーを敢行。その後5月16日からはDANGER
DANGERをオープニング・アクトに従えてのUKツアー(こちらはアリーナ規模のもの)を開始し、同26日、バーミンガム公演をもってこれを無事に終了させた。御存知のとおり、彼らは前作[HOT
IN THE SHADE]に伴うツアーではヨーロッパをまわっておらず、今回のツアーはその[HOT~]の全米ツアーの際に用いられた巨大なスフィンクスのステージ・セットを使用したものになっていた。
イギリスでは既に"GOD GAVE ROCK'N' ROLL TO YOU II"のシングルがトップ10ヒットになるなど、エリック・シンガーを含む新生KISSを迎えるお膳立ては充分に整っていた。雑誌等での露出もかなり早い時期から、しかも継続的に行われ、まさに[REVENGE]アルバムによる復習劇の第一幕の完璧なるシナリオがそこには用意されている、といった風だった。ちなみに、そのツアーとほぼ同じくして発表された[REVENGE]は英国ナショナル・チャートに10位で初登場している。
こうなってくると気になるのは本国アメリカでの反応ということになるが、結果から先に言ってしまうと”この10年なかったほどの好反応を得ている”ということになりそうだ。[REVENGE]は6月6日付のビルボード誌アルバム・チャートにおいて6位に初登場'80年代に入ってからも、作品を発表する毎にトップ20周辺に送り込んできた彼らではあるが、なんとトップ10ヒットは1979年の[DYNASTY]以来ということになる。
このアルバムからの第一弾ビデオ・クリップにもなった"UNHOLY"や"I
JUST WANNA"といったナンバーのラジオでのオン・エア状況の良好で、まさにKISSの新たな黄金期の到来を予感させる。
そしてKISSはいよいよこの夏、新しいステージ・セットと共に[REVENGE]に伴う本格的な全米アリーナ・ツアーを開始する。6月上旬、本誌に伝わってきたところによると、このツアーは7月31日、オクラホマ州のタルサから始まり、とりあえず9月20日までの日程が公表されている。サポート・アクトにはLYNCH
MOBとFASTER PUSSYCATが起用される模様だ。
写真は、冒頭にも記した去る4〜5月のUSクラブ・ツアーの際のもの。普段はアリーナ規模の大きな会場でしか観ることのできない彼らのショウをクラブで観られるとなれば、オーディエンスがどういった状態になるかは説明の必要もないだろう。勿論、これはずっとライブから遠ざかっていた彼らにとっては、UKツアーに向けてのウォーミング・アップ・ツアー的な意味もあったはずだし、[REVENGE]のリリースに先駆けての彼らなりのファンやプレスに対するプロモーションでもあったのだろう。
そして、新メンバー、エリック・シンガーの”顔見せ”の機会でも・・・。彼らがこのクラブ・ツアー、そしてUKツアーで披露した[REVENGE]からのナンバーは基本的に"UNHOLY"と"TAKE
IT OFF"の2曲のみ。他に"I STOLE YOUR LOVE""CALLING
DR.LOVE""SHOUT IT LOUD" 等のKISSのショウでは馴染みの曲や、"PARASITE""10,000
YEARS""GOD OF THUNDER"・・・と懐かしいところもプレイされた。あまりにも多くの代表曲を持つ彼らが、大抵最新作からは3〜4曲しかプレイしないことを御存知の読者も多いことと思うが、2曲というのはあまりにも少なすぎる。[REVENGE
TOUR]の本編であるこの全米ツアーでは、是非とも新曲中心のプログラムによるショウを披露してもらいたいものだ。
これはあくまでも前菜である。メイン・コースはこれからだ。そして、デザートでも構わないから、このメニューに”日本”という標的が記されていることを望みたいものだ。ちなみに[REVENGE]はここ日本でもアルバム・チャート(オリコン誌)の15位に初登場。ここ数年になかったヒット作になることは必至と見られている。
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